【カイツブリ通信 第14回】新たな出会い

2020.03.20

10月下旬、ふた月ぶりにカイツブリがやって来ました。見かけたとき口笛を吹いたらまっしぐらに泳ぎ寄ってきたので、以前この池で暮らしていたオスだと思います。

11月22日の朝、お茶の水池にそのカイツブリともう1羽がいるのを見つけました。相手を見て水に潜り、浮上するとまた相手を探す、ということをそれぞれが繰り返すので、距離は近づいたり少し離れたり。そしてついに合流すると、鳴き交わすことも踊りだすこともなく、写真のようにしばらく並んで泳ぎました。でもそれ以上のことは起きず、2羽は再び離れていきました。彼らはそのとき初めて会い、しかし一目ぼれとはいかなかったようです。初対面の形はさまざまです。

そのときとは組み合わせが違うかもしれませんが、現在(12月中旬)の井の頭池にはカイツブリが2羽いて、先日は一緒に巣材を運ぶ行動が見られたそうですから、カップルが成立したようです。迫る池のかいぼりが気になります。

田中利秋 井の頭かんさつ会

カイツブリとは…
得意の潜水で小魚やエビを捕まえる、小さな水鳥です。
池や川にカップルで縄張りを作って暮らし、子育てをします。

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(いのきちさん14号 2014年1月1日発行 掲載)