2026年6月5日、明星学園高等学校3年生の皆さんが株式会社文伸を訪れ、「総合的な探究の時間」における企業インタビューを行いました。
今回の探究テーマは「持続」。
生徒の皆さんは、「企業はなぜ長く続くのか」という問いをもとに、事前に企業について調査し、仮説を立てたうえで来社しました。
当日は、会社の歩みや経営理念、印刷業を取り巻く環境の変化、新しい事業への挑戦、地域との関わり、そして「会社を続けていく上で何を守り、何を変えてきたのか」など、さまざまな質問をいただきました。
私たちにとっても、高校生の皆さんからの率直な問いを通して、「なぜ会社を続けるのか」「何を守り、何を変えていくのか」を改めて考える貴重な時間となりました。
4社との対話から考える「持続」
今回、生徒の皆さんがインタビューを行ったのは、
株式会社ネオキャリア、株式会社一富士、パタゴニア 東京・吉祥寺、株式会社文伸4社です。
業種も規模も歴史も異なる4社との対話を通じて、生徒の皆さんは企業の持続性を考える視点として、
「柔軟性」
「生存戦略」
「北極星」
「信頼」
「共生と還元」
という5つの仮説を導き出しました。
さらに、企業へのインタビューと比較・考察を重ねる中で、新たに「理念の共有」という視点も生まれています。
高校生から見た「文伸」
白書の中で、文伸について最初に登場する印象的な言葉が、
「仕事はもらう時代から作る時代へ。」 です。
印刷業を基盤としながら、出版、Web・映像、企画、イベント、地域に関わる事業などへ活動を広げ、受け身ではなく自ら仕事や可能性をつくっていく姿勢を「柔軟性」という視点から考察していただきました。
また、新しいことへの「挑戦」と、急成長だけを求めず着実に会社を育てていく「年輪経営」の考え方についても、文伸の「生存戦略」の一つとして捉えていただいています。
さらに印象的だったのが、
「社員やお客様を惹きつけているというより、寄り添っている」
という高校生の皆さんの捉え方です。
自社ですべてを請け負うのではなく、お客様の課題解決を優先し、必要であれば他社をご紹介する姿勢についても、「信頼」という視点から取り上げていただきました。
私たち自身が日々取り組んでいることを、高校生という異なる視点から言葉にしていただいたことで、改めて自社のあり方を考える機会となりました。
「理念は共有するだけでは足りない」
4社との対話を経て、生徒の皆さんが新たに見つけた視点が「理念の共有」です。
白書では、企業理念は経営者だけが持っているのではなく、社員へ伝わり、一人ひとりが理解・共感し、自分自身の行動につながることで、初めて企業全体を支える「北極星」になるのではないか、と考察されています。
一方で、理念を「共有すること」自体が目的になれば、受け取る側には押し付けと感じられる可能性もあるとして、「理解・共感」の重要性にも触れられています。
これは、文伸にとっても大変大きな問いをいただいたと感じています。
学校と企業が「問い」を交換する
今回の取り組みは、企業が高校生に何かを一方的に教えるものではありませんでした。
高校生の皆さんから問いをいただくことで、私たち企業側も、
「なぜ会社を続けているのか」
「何を守り、何を変えてきたのか」
「誰のために会社は存在するのか」
を改めて考え、言葉にする機会となりました。
今回の白書でも、企業へのインタビューを通じて得たものを学校へ持ち帰り、生徒同士で再び考察することで、「持続」という問いを自分自身や社会へと広げていくプロセスが示されています。
「人に伝える・人とつながる」をお手伝いする文伸として、今回このような探究活動に関わる機会をいただけたことを大変嬉しく思います。
明星学園高等学校の生徒の皆さん、先生方、そしてプロジェクトに関わられた皆さまに、心より御礼申し上げます。
文伸も、これまで積み重ねてきたものを大切にしながら、
「何を守り、何を変えていくのか」
を問い続け、地域とともに歩んでまいります。

