グラフ文伸2021
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で一緒に祝いましたが、その時多くの親御さんや子どもたちが参加してくれました。 文伸のフィロソフィーの「株式会社文伸は社員とその家族の生活を守る会社でありたい」という冒頭の言葉を実感し、大切にしなければいけないと改めて思ったことが印象に残っています。 そして創立50周年記念事業として行ったのが、フリーペーパー『いのきちさん』の創刊でした。 近くにある井の頭恩賜公園が2017年5月に開園100周年を迎えるので、公園の魅力を伝える「100周年カウントダウン新聞」をつくろうという趣旨でした。 2012年11月から隔月に発行し、100周年を迎えた2017年の37号まで予定通り刊行しましたが、その間に『いのきちさん』ファンも多くなっていて、多くの方々に惜しまれての終刊となりました。『いのきちさん』や関連の出版企画が好評で、100周年のイベントでは、特別にブースも出させていただきましたね。 社員みんなで対応して、とてもいい経験になりました。 そうですね。 井の頭恩賜公園きかったと思います。 当時は、そういう新たな領域のトライを推進するために「学ぶ・やってみる・ものにする」というキャッチフレーズを掲げていましたが、文字通りの活躍でした。そうした思いのもとでのこの10年間。 特に印象的だった出来事を挙げていただけますか? それに関するお客様や地域の方の反響などもぜひ。 文伸の創立50周年記念式典とパーティーには、社員の家族を呼んの100周年については、ぶんしん出版から『井の頭公園100年写真集』と『井の頭公園生きもの図鑑』を出版しましたが2冊とも評判が良く、地域の印刷・出版企業としての期待に応えることができたかなと思っています。 また、出版のご縁で、記念イベントにとどまらず、大学の生涯学習講座などあちこちからお声をかけていただき、文伸として、井の頭公園についての講演をさせていただくようになりました。最後に、次の10年、20年に向けて、お客様や地域にとって文伸がどういった企業であって欲しいか、メッセージをお願いします。 60年近く、武蔵野エリアを中心に企業活動を存続できていることは、とてもありがたいことだと思っています。 当たり前のことですが、私たちのフィロソフィーにある「社員とその家族の生活を守る会社でありたい」「お客様に喜んでいただける会社でありたい」「地域の人々に歓迎される会社でありたい」を続けていくことがやはり大事だと思っています。 そのために、時代のニーズに応える事業領域の拡大や変化も必要になると思います。 正に昔から言っている「進化し続ける印刷会社」ですね。 そのためには、社員一人一人が様々なことを学んでいくことが重要なんです。 私たちは、日本印刷産業連合会が推進している環境に優しい印刷工場の認定基準「グリーンプリンティング(GP)」を早い段階で取得しました。 そもそも取得時の目的は、働く従業員の健康のためと近隣に迷惑をかけないためでしたが、今ではこれがSDGsともつながった総合的な取り組みに育っています。 社員を大事にすることが、地域も大事にして、地球にも優しいことにもなっているということです。 社員の生活を守り、地域に歓迎される企業になる。 そのために常にBUNーSHINの行動指針「考える・トライする・感謝する」が求められます。 結局、経験として感じるのは、自分の人生のために充実した日々を送ることが、会社のためにもなっていくということです。 年齢に関係なく「よく遊びよく学ぶ」ことが魅力ある企業を創っていくのではないでしょうか。ありがとうございます。事業を存続させるためにはどういう会社であらねばならないか、最後のお話にそのエッセンスが濃縮されていると感じました。 コロナ禍を乗り越え、地域の方々にも喜んでいただける60周年にしていくため、力を尽くしてまいりましょう。Q2Q3おかげさまで、来年2022年に創立60周年を迎えます。創立50周年記念祝賀会 2012年10月27日・吉祥寺第一ホテルにて3

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