グラフ文伸vol.17
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ありがとう! (オンデマンド印刷=POD)本格オフセット印刷高精度デジタル印刷デジタル印刷とE導入。PC1120S新世紀の到来は、文伸の軽印刷全盛時代の終わりでもありました。この頃になると、多くの仕事で品質を求められることが増え、軽オフ機での印刷だけで仕事をまわすのには限界がありました。そこで、高度な印刷品質を安定供給するべく、本社移転のタイミングで、新社屋に世界最大の印刷機メーカー・ハイデルベルグ社製のオフセット機2台を順次導入。本格印刷機の導入により、自前で高精細な印刷が可能となりました。このハイデルベルグ機の活躍期間は長く、2色機は2024年12月まで、4色機は現在も稼働。文伸の多くのプロジェクトを支えました。多様なニーズにお応えするため、2025年1月、富士フイルムビジネスイノベーション製のデジタル印PC*P特集 文伸の印刷いまむかし3       刷機Revoria ress 1120S1136をでは高速かつ高精度な印刷ができ、インキの4原色CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)に加え、最大2色の特殊トナーを搭載できるのが特徴。それにより、かつてない豊かな色表現ができるようになりました。対応する用紙の種類やサイズも幅広く、多彩な後加工も可能です。1990年代後半~2000年代前半、デジタル化の波は印刷業界にも押し寄せ、文伸もデジタル印刷に乗り出します。「デジタル印刷」は、従来の印刷手法と異なり、版を作らず、デジタルデータから直接印刷機で印刷します。版の破棄や廃液の排出がなく、必要な時に必要な量を印刷することで予備紙が軽減されるなど、環境にやさしいのも特徴です。短期間で印刷でき、中小ロット、多品種製造に向いています。今号の表紙をチェック2005年8月ハイデルベルグ社製の菊半裁4色印刷機を導入。フルカラー印刷も内製化に2002年2月ハイデルベルグ社製の2色機を導入したことは、文伸にとって大きな転機となった*軽印刷…少量~中量の印刷物を効率的に作成する印刷方法データから直接印刷できるオンデマンド印刷機デジタル印刷で制作したエコメモカレンダー高速プリントが可能なデジタル印刷機強力な冷却装置を搭載。紙が熱くなるのを防ぎ、加工品質と作業効率がアップ印刷で制作された挨拶状の蝶を図のモチーフにして、地にはRevoriaの特殊トナー(シルバー・ゴールド)を全面に使用し、本機の特徴を一目でわかるデザインを目指しました。開業時に謄写版22年間、数々のプロジェクトを支え、文伸の印刷品質の基盤を築いたオフセット印刷機(SM-74 2色機)が、役目を終えて2024年12月に引退しました。BUN-SHIN Factoryを旅立つ前、感謝の気持ちを込めて、フェアウェルセレモニーを行いました。その後無事に搬出された同機は、メンテナンスされ、インドで活躍予定とのこと。今まで本当にありがとう!2025年2000年代「むかし」のグラフィックを「いま」の印刷で!ハイデルベルグSM-742色機

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