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カイツブリ通信

カイツブリ通信 第1回 池の中を映す鏡

「いのきちさん」過去記事紹介
~楽園はよみがえるか~
【カイツブリ通信 第1回】 池の中を映す鏡
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞「いのきちさん」。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事ご紹介していきます―

カイツブリは、得意の潜水で小魚やエビを捕まえる、小さな水鳥です。池や川にカップルで縄張りを作って暮らし、子育てをします。

井の頭池には2005年ごろは3組のカップルがいたのに、今は1羽しかいません。外来魚のせいで主食のモツゴやエビが激減したため、子育てはおろか生きることさえ難しくなったからです。50年ほど前には大きな巣が5つも6つもあったそうです。水が澄み、水草が茂り、いろいろな魚がいた時代のことです。カイツブリの生活を観ていると、たとえ水が濁っていても、水の中がどうなっているか分かるのです。

数が少ない上に縄張りがあり、めったに飛ばないので、生活を追うのは難しくありません。この連載では、カイツブリの興味深い暮らしぶりをご紹介するとともに、彼らの「今」をお伝えしていきたいと思います。はたしてカイツブリは、すなわち井の頭池は、復活するでしょうか。

田中利秋 井の頭かんさつ会

カイツブリとは…
得意の潜水で小魚やエビを捕まえる、小さな水鳥です。
池や川にカップルで縄張りを作って暮らし、子育てをします。

本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(いのきちさん創刊号 2011年11月1日発行 掲載)