主な
制作事例

2020.02.27
吉祥寺サンロード商店街振興組合様【2019年5月 発行】

 

吉祥寺サンロード商店街振興組合様
創立60周年記念誌

 

 


武蔵野市吉祥寺は、毎年「住みたい街」ランキングの上位に挙がる、武蔵野市を代表するエリアです。吉祥寺サンロード商店街振興組合様は、この吉祥寺の商業をけん引し、街の活性化の一翼を担う存在です。
2018年、組合創立60周年を迎えられた当初、記念行事は祝賀パーティのみ開催される予定でした。ところが、その祝賀パーティで流された組合の懐かしい写真映像が、多くの参会者から好評を博し、節目節目の記録を残す意義を再認識されることに。急遽、当時の映像を盛り込んだ60周年記念誌を制作することになりました。

カジュアルでわかりやすく

吉祥寺サンロード商店街振興組合様の記念誌発行は今回が3冊目ということです。1冊目はアーケードの全面改修事業完成記念報告誌として。2冊目は創立50年の節目に。どちらも関係団体からの寄稿文から始まるオーソドックスな企画構成になっていました。
一方、3冊目となる60周年記念誌では、ご担当者様から「裃をつけないカジュアルでカラフルなもの」を要望されました。コンセプトは「だれがみても読みやすくわかりやすく、気軽に開きたくなる冊子」であること。配布対象も組合員や関係者だけでなく、視察で訪れる他府県の人々にも、研究見学で訪れる学生たちにも手渡せる内容と体裁にしたいとのことでした。

「みんなの想いが凝縮された場所」を表紙に

記念誌企画会議の当初から、「表紙には”公道の上に屋根のある風景”を撮影して使って欲しい」との要望されていました。
吉祥寺サンロード商店街は、JR駅北口から南北に約300m続く直線道路です。しかしアーケード自体は、商店街の中ほどを公道が横切るため、その部分だけ屋根がなく、ひとつの商店街としての印象が途切れてしまう。それが組合の大きな課題でした。
4代にわたる市長や関係機関との交渉の末、公道上に屋根を架ける認可がおり、連続したアーケード街となったのは平成16年。最初のアーケード設置から23年が経っていました。
歴代の組合員の皆様が苦労して完成させた最後の1ピースをどう撮るか? 構図と光を探り、何度もロケハンを重ねたのち、アーケードの下を武蔵野市営のムーバスが走る一瞬を撮影した表紙ができあがりました。

[ 仕様 ]A4規格 24ページ+表紙 中綴じ [ 発行 ] 2019年

THE VOICE

 

◆忙しい個人店主のふり返りツールとなるように

商店街は連続する時間が人気にも信頼にもなります。その一日一年を、店舗ごとにつないでいってもらうことで商店街は成立します。先手先手で仕事をし、振り返る余裕のないのが商売人です。
しかし、後ろを振り返る機会を持つことは大事です。変化する時代の中で、どういう背景でどんな選択をしてきたか、その道筋をちゃんと残しておくと、同じような状態のときに、何らかのヒントになるはずです。記念誌にはその役割があります。

◆定期的に記録を残す意義

50周年誌があるから60周年誌はいらない、というものではありません。
日々生じる有形無形の情報は、定期的に記録していかないと、いつの間にか散逸しています。
特にわれわれのように動きの激しい商店街の書類はものすごい量です。写真だけでも大量です。幸い当組合は事務局がしっかりしているので、蓄積している資料を選択しながら残してこられました。それでも50周年からの10年間の情報を掘り起こし整理するのはけっこう大変でした。この作業を、みんなが祝う周年記念誌に昇華して取り組めるのなら、定期的な発行は価値がありますね。

◆写真のチカラ

60周年記念誌では、写真や図版を多用してもらいました。中でも、商店街の歴史を紹介するページでは、文字情報より写真やポスターなどを大きく印象的にレイアウトしていただきました。写真はその時の状況まで読む者を一瞬で引き戻してくれるので、非常に効果があったと思います。このページを見ると、先達たちもわれわれも、さまざまな道標を作って来たなぁと、感慨深いものがあります。

◆記念誌の役割とは

60周年記念誌を完成させた今、時代の大きな変遷の中で先達が蓄積してきた成果、商店街は一朝一夕でできたものではないことを、後に続く人々に感じてもらえる一冊になったと思っています。
役員名簿の1ページ1ページに、隣近所の身近な人々が苦労して支えてきたことが見えてきます。「だれそれはこの年次だ」「俺のオヤジもここにいる」と。自ずと”大事なバトンをつなぐ”責任感も生まれます。自分が確かにつながっていることが目に見える。自主参加の組織には特に重要なことですね。

◆高得点の出来上がり

文伸さんに周年記念誌の制作をお願いした当初は、納品までの時間なく、担当理事も多忙な時期であったため、あるだけの記録をぱっと出して、事実をぱっと書いてもらって、というような記念誌しかできないだろうと思っていました。ところができあがってきた内容は、各コンテンツを深掘りしさまざまな面に光を当ててサンロード商店街振興組合を表現してくれていました。多大なご苦労をいただいたことがわかるものでした。制作の総責任を担う私からみても、この60周年記念誌は想像以上の高得点が取れる出来になったと思います。

周年誌のお問い合わせ
0422-60-2211