02No.152小学校・中学校における不登校児童・生徒数の推移(東京都)生きる力の基盤、子供の成長の糧としての体験活動9,5309,5308,3818,3816,4696,4691,9121,9122,3662,366文部科学省ホームページ「体験活動の教育的意義」よりhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/055/003.htm10,07910,07910,61810,6187,1647,1647,5147,5147,8877,8872,5652,5652,7312,7312,9442,94414,18814,18811,98811,98811,38611,3868,4428,7628,7628,4424,3184,3183,2263,22617,68817,68816,06816,06810,85110,85111,37111,3719,8709,8706,3176,3175,2175,21726,91226,91221,53621,53616,21716,21713,59713,59710,69510,6957,9397,93925,00020,00015,00010,0005,000(人)30,000H24H25とうきょうの地域教育H26H27H28H29H30小学校中学校合計R1R2R3R4(年度)「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」から作成1 現実の世界や生活などへの興味・関心、意欲の向上2 問題発見や問題解決能力の育成3 思考や理解の基盤づくり4 教科等の「知」の総合化と実践化5 自己との出会いと成就感や自尊感情の獲得6 社会性や共に生きる力の育成7 豊かな人間性や価値観の形成8 基礎的な体力や心身の健康の保持増進 文部科学省が行った「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると「令和4年度の国立、公立、私立の小・中学校の不登校児童生徒数が約29万9千人(過去最多)、うち学校内外で相談を受けていない児童生徒数が約11万4千人(過去最多)、うち90日以上欠席している児童生徒数が約5万9千人(過去最多)」等の結果が明らかになりました。 東京都でも小・中学校の不登校児童生徒数は約2万7千人となり、10年連続増加する中で、不登校対応は急務となっています。 2022(令和4)年、14年ぶりに文部科学省の「生徒指導提要」が改訂され、不登校の子供たちへの支援は、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、子供たちが自らの進路を主体的にとらえ、社会的に自立する方向を目指すように働きかけることが強調されるようになりました。 そして、今、子供たちの社会的自立を目指す上で、体験の大切さが注目されています。 不登校の子供たちは、学校で実施される活動や行事への参加が難しく、かつ学校以外での体験活動の機会を確保することは、子供たち、家庭にとっても少なくない負担が予想されるところです。 このような現状を踏まえ、東京都教育委員会では、不登校の子供たちの社会的自立の一助とすることを目的に、学校外での体験活動の場を提供する「未来きらめきプロジェクト」を実施しています。地域で支える子供たちの未来― 不登校の現状と体験活動の意義 ―
元のページ ../index.html#2