とうきょうの地域教育No.154
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み かたまき ひより玉置 陽葵 さんとよしま ゆうき豊嶋 有希 さんさかもと な な み坂本奈々美 さんてらさわ ゆう た寺澤 裕太 さんほりい 堀井 美香 さん□フリーアナウンサー4とうきょうの地域教育No.154https://peopledesign.or.jp/school/symposium/2434/ 登壇者聞き手●“豊かに生きる”ための生涯学習 ●インクルーシブな生涯学習活動を充実させるために必要なこと 〜文化芸術活動を事例に〜●Z世代とつくるインクルーシブな交流の場モデル/上智大学 1年認定NPO法人ハンズオン東京 インターン/国際基督教大学 卒業認定NPO法人ハンズオン東京 プログラム参加者/国際基督教大学 3年ミカンベイビー合同会社 代表/慶應義塾大学 3年令和4年度令和5年度 今年度は「インクルーシブ社会の実現を目指した学びへの取組」と題し、難病を抱えながら障害者モデルとして活動し、都立高校を卒業後、今春から大学で社会福祉を学んでいる玉置 陽葵さんをゲストに迎え、第一部では玉置さんのインクルーシブ社会への思いについてうかがいました。第二部では、玉置さんが提案し東京都教育委員会が事業化した「インクルーシブ体験」プログラムのなかで、玉置さんとともに同世代の3人が作り上げたプログラムを事例に、インクルーシブ社会の実現を目指した学びについて考える時間となりました。シンポジウムはライブ配信に加えアーカイブ配信も行っています。場所と時間を飛び超えて、いつでもどこからでも全編、御視聴が可能です。 東京都教育委員会は年に1回、障害者の生涯学習の普及・啓発を目的としたシンポジウム(共生社会コンファレンス)を実施しております。障害の有無にかかわらず、共に学び生きる共生社会の実現を目指し、コンソーシアム参加団体であるNPO法人ピープルデザイン研究所主催のフォーラムイベント「超福祉の学校」※4 の中で開催しています。 シンポジウムは東京都手話言語条例※5 に基づき、手話による同時通訳を実施しています。さらに、企業の協力により、発話者の発言を音声認識し、即座に翻訳・テキスト変換することで、発言内容を複数端末にリアルタイムで翻訳・テキスト表示するダイバーシティ・コミュニケーションツールが導入され、字幕も付いています。 シンポジウムは、配信で御覧になる方が多いのですが、当日は大勢の方に会場までお越しいただきました。東京都教育委員会ではこれまで、右記のシンポジウムを実施しました。※4 「超福祉の学校」は2018年から開催されており、従来の教育や特別支援教育、障害福祉の枠に収まらない、多種多様な方々がシンポジウムに登壇しており、国内のみならず   (https://peopledesign.or.jp/school/)※5 障害者の権利に関する条約では、言語は音声言語及び手話その他の形態の非音声言語をいうとされ、障害者基本法でも、手話が言語に含まれることが明記されています。東海外ともオンラインで繋ぎ、世界各地の最先端の学校教育、インクルーシブ教育や生涯学習等に関する具体的な事例やアクションを、渋谷から発信しています。詳しくはHPを御参照ください。京都では、ろう者、難聴者、中途失聴者など手話を必要とする者の意思疎通を行う権利が尊重され、安心して生活することができる共生社会の実現を目指し、令和4年9月1日からこの条例が施行されました。の報告令和6年度共生社会コンファレンス

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