No.1555とうきょうの地域教育町田総合高校とのこれまでの連携地域連携を続けていくために総合学科の科目の特色を促すため、本校では近隣の高等教育機関、町田市役所、地域の協議会、民間企業等とのコンソーシアムを構築することで探究活動の質を向上し、生徒の資質・能力の向上に取組んでいます。今後ともこのような教育スキームを継続的に生徒へ提供し続けることが重要であり、学校とNPOとの連携による授業計画の立案と実践によって、それが実現しようとしています。学校が構築してきた教育プログラムを継承し、NPOが外部連携の主体となって年間授業計画・評価計画を教員とともに立案、実践していくことで、継続的に安定したキャリア教育を実施することができます。また、様々な取組を確実に積み重ねることによって、NPOによる新たな教育プログラムの開発にもつながると期待しています。学校教育におけるアウトソーシングの推進が喫緊の課題です。総合学科は、平成6年度に、普通科と専門学科の特性を統合した新たな学科として創設されました。生徒の個性を生かして主体的に学ぶ単位制の高校で、生涯学習社会への移行に向けて期待されています。初年度の取組は、とうきょうの地域教育 No.149 特集「総合学科高校におけるNPO 等と連携した社会人基礎力向上事業〜「人生100 年時代の社会人基礎力」を身に付けるためには〜」で紹介していますメッセージ 一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達● 幅広い選択科目から自分の特性や進路希望に合った科目を選択し、自分の時間割をつくる●「産業社会と人間」|1年次|…自分の生き方や将来の進路を考える●「課題研究」|3年次|…………自らの知的好奇心等に基づいて課題を設定し、その解決を図る新規 特定非営利活動法人リトリトは、令和 3 年度から6年度まで東京都教育委員会から「地域探究推進校」に指定された町田総合高校において、多様な学びの実践に携わってきました。その期間、1年次の科目「産業と社会」における地域連携プログラム「町田市探究」では大学生を派遣し、生徒の探究活動を支援しました。また、キャリア教育の授業においては、生徒が自分自身について深く考えるワークショップを実施し、主体的な学びを促進しました。これらの取組を通じて得られた経験を基盤に、学校と協働しながら継続的なキャリア教育の実現に向けた新たな枠組づくりを進めています。 令和7年度からは、新たな枠組のもとでこれまで高校が実施してきた教育プログラムを継承しています。具体的には、令和 6 年度「町田市探究」で連携した地域団体と協力し、生徒が実際に活動に参加する「夏の体験活動」の場を整えました。さらに、10 月から始まる「町田市探究」に向けて探究ワークショップを実施し、その後の計画や連携団体との調整も進めています。また、1年次の科目「産業と社会」に大学生をファシリテーターとして派遣したり、「学生ファシリテーターによる大学・進路説明会」も開催したりしています。これらの取組を通じて、継続的で安定したキャリア教育の実現を目指しています。町田総合高等学校後藤 洋士 校長町田総合高等学校 実施団体:特定非営利活動法人リトリト総合学科高校って? 〜生涯学習社会の実現を目指して〜
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