とうきょうの地域教育No.155
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37No.155とうきょうの地域教育教員向け研修会プレ探究現場教員からの声キャリア教育を“つなげる“役割これまでの関わりとこれから年目1 年目取組の様子2 年目3 年目個別の課題研究等に向け学外から人員派遣を充実学校内の自走と持続化を目標に学内連携をさらに強化 3年目は、課題研究についての教員研修の実施や、2年次の総合的な探究の時間の授業に対する企画、制作を通じて、王子総合の探究活動のアップデートに取組んでいます。生徒が納得でき、かつ、楽しめるテーマを設定できるようになりました。 Foraさんは、“外 部 業 者”で はなく、校内の “伴走者”だと感じています。授業設計の企画運営等において、私たちの思考を整理して具体案に落とし込んでくれるので、準備負担が減り、生徒支援に集中できます。単発のワークショップを提供する形式ではなく、学校の状況を理解した上で、柔軟な提案と人材ネットワークで授業の質を押し上げてくれました。改革を目指し始めた時期に、継続的に寄り添える存在としてとても感謝しています。校内の知見も共有化され、年度を重ねるごとに再現性が高まっています。メッセージ 王子総合のキャリア教育は、「Design Your Dream 夢の設計図を描こう!」というコンセプトのもと、1 年次 「3 年間の成長ステップを教員にも生徒にも可視化する」これを、高校が目指す独自のキャリア教育に対して、学校外の教育資源との連携をサポートしつつ、最終的に学校が自ら目的を持って運用できるカリキュラムにつなげることを目指しています。己 理 解」と「情 報 収 集・整 理 力」の育「産業社会と人間」、2年次「総合的な探究の時間」、3年次では自分のテーマを深めて発表する「課題研究」、そして進路実現へとストーリー化することを目指しています。王子総合独自のキャリア教育プログラムを体系化するため、3年前から一般社団法人 Foraさんに伴走していただきながら、今年度ようやくそのロードマップ完成にこぎつけることができました。今後は毎年ブラッシュアップしていきます。 王子総合には、生徒5人に1 人の担当教員がつく「O:王子総合 C:キャリアA;アドバイザーシステム」があり、生徒はマッチングされた OCA 教員と課題研究でつながり、進路指導まで頼ることができます。しかし、生徒の多様なテーマに教員だけでは対応が難しいのが現状です。今後は、課題研究に必要な「探究プロセス」を導く探究アドバイザー(大学生、社会人)や学校外の教育資源(大学、企業)との連携につなげるためのコーディネート、今年度から導入された都立AIの効果的な活用方法など、Foraさんの支援を大いに期待しています。団体と現場の教員間で初年度より大切にしています。王子総合既存カリキュラムの見直しと必要に応じたカスタマイズ 1 年目は、既存カリキュラムの見直しや新規授業の開発を通じて、生徒の「自成を重視しました。年度末には、3年間で目指す成長ステップを可視化するための評価指標を作成しました。教員と課題研究の研究手法や指導法を学びました 2年目は、個別の課題研究の充実に力を入れました。テーマ設計のための教材開発に加え、大学生・社会人との接点をコーディネートしました。相談の機会が増えたことで、3年生が提出した論文は 1 万字を超えるものが例年より多くなりました。2年次では、新しいクラスの仲間作りや修学旅行をテーマに企画制作を行いました王子総合高等学校阿久津 恵理子 校長王子総合高等学校 実施団体:一般社団法人 Fora

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