2025年6月12日（木）、クリエイティブ制作部の研修で「市ヶ谷の杜　本と活字館」を見学してきました。

当日は、大日本印刷株式会社の飯塚様に、組版の原点でもある“活版印刷”の成り立ちや職人さんの技術、当時の苦労話をとてもわかりやすく丁寧に解説していただきました。
ほとんどの社員が鉛の活字を目にするのは初めてなので、見るもの聞くもの驚きの連続でした。
中でも新幹線の時刻表は圧巻で、細かな文字や線を一つひとつ鉛の活字で組み立てていく工程を想像すると鳥肌が立つほどの感動を覚えました。
当時の職人さんのとてつもない想像力と創造力に尊敬の念を抱くとともに、私たちがいかに恵まれている環境の中で仕事を続けられているのかを改めて実感し、身の引き締まる思いがしました。
また、企画展の「FANTASTIC！プロセスインキ」の展示では、プロセスインキのしくみや成り立ちを学び、とても興味深いインキの話を聞かせていただきました。
AIが主流になりつつある今、活字ならではの美しさ、印刷の奥深さを体感できた貴重な研修となりました。
お忙しい中、心温まるご案内で私たちを迎えてくださいました「市ヶ谷の杜　本と活字館」のスタッフの皆さまに、心より感謝いたします。