今月のはな子|第34回「彫刻館のアジアゾウはな子の銅像原型」

2018.09.11

『いのきちさん』過去記事紹介(『いのきちさん』36号 2017年9月1日発行 掲載)
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞『いのきちさん』。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事をご紹介していきます―

彫刻館のアジアゾウはな子の銅像原型

吉祥寺駅前で街行く人々を見守っているアジアゾウはな子の銅像。多くの方々が記念撮影をしたり、銘版をじっくり読んだりと、吉祥寺の新たなスポットとして認知度が高まりつつあります。

そんなはな子の銅像のFRP原型が井の頭自然文化園の彫刻館B館にある事をご存知でしたか?

銅像には、型を取るための原型があり、万が一破損等した場合は、この原型から再び製作する事が可能になります。そのため、長期間保管しておく必要がありますが、せっかくの原型を倉庫の片隅に置いておくのはもったいないとの武蔵野市からの打診もあり、はな子の暮らした井の頭自然文化園でお預かりする事になりました。

彫刻家・北村西望氏の作品群に囲まれた静かな彫刻館。街中にいるはな子よりも少し落ち着いて見える気がします。

もう一つのはな子像に是非会いに来てください。彫刻館B館の閉館時間は16時30分となっていますので、ご注意ください。

(井の頭自然文化園への入園および入園券・年間パスポートの販売は16時まで)

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(『いのきちさん』36号 2017年9月1日発行 掲載)


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