武蔵野商工会議所 様
何度も読み返したくなる特別な一冊
動画とも連動したコンテンツも好評
コロナ禍の中での制作となった『武蔵野商工会議所創立70周年誌』は、2020年にプロポーザル方式で文伸に制作が決まった事例です。受注から納品まで制作期間はおよそ半年、その間、十分な感染防止対策を取りながら会議や取材を重ね、予定通り2020年11月に発行しました。
過去の資料を元に70年分の記録を豊富なビジュアルデータを用いてまとめたほか、武蔵野商工会議所会頭・稲垣英夫氏と武蔵野市長・松下玲子氏の特別対談などの読み応えある企画を用意。
文伸にとっても馴染み深い武蔵野市の歴史やイベントを取り上げるページも多く、地元での深い繋がりを活かした取材・執筆を行うなど、私たちのフットワークの軽さを発揮することができました。
また、いま話題の渋沢栄一にスポットを当てた特別コラムは、ベストセラー作家・守屋淳さんにご協力いただき、同氏が登壇する創立70周年記念事業の講演会ともリンクさせました。
このほか、QRコードを用いて動画と連動するコンテンツを用意するなどの試みもご評価いただきました。
【Data】
『武蔵野商工会議所創立70周年記念誌』
[ 仕様 ] A4規格、72ページ／ソフトカバー無線綴じ小口折り製本
[ 部数 ]3,000
創立70周年記念事業実行委員会記念誌分科会委員長・渡辺偕規さんと、事務局・佐伯健さんに話を伺いました
――どのような記念誌を目指しましたか？
委員長 まずひとつは、「時代に即した記念誌」を目指しました。せっかくなら10年前の60周年誌とは違うものにしたい、と。また、単に記録を残すだけのものでなく、読み物としても楽しめて「会員増強」にも役立つような内容にしたいと考えていました。文伸さんはその意図を理解して企画やデザインを提案してくれました。
――文伸にお願いしてよかった点はありますか？
委員長 私自身、文伸さんにはとても助けられました。実のところ、編集委員長に就任した当初は、プレッシャーを感じてとても不安で……。豊富な実績をお持ちの文伸さんに制作いただけると決まった際は、「これで内容は間違いない」とほっとしました。そして、いざ制作がスタートすると、事前に提出してくれた行程表に沿って折々で状況を説明してくれたり、毎回の打合せではレイアウトしたものをパターン違いで出してくれたりと、ひとつひとつ丁寧な対応で、安心感を与えてくれました。おかげで、委員長としての仕事をストレスなく務め上げることができました。
事務局 文伸さんの「フットワークの軽さ」にはとても助けられました。事務局が動けないときや困ったときは、すぐに駆け付けて対応してくれました。また、隅々までしっかりチェックしてくれるなど「校正力」も素晴らしかった。それからもうひとつ、今回は進行管理・校正を徹底したリモートシステム「XMF Remote」で行いましたが、複数の業務を同時進行で行っている事務局にとって、このシステムは非常にありがたかったですね。
――制作過程で思い出深いエピソードはありますか？
委員長 一番は、やはり表紙の制作ですね。表紙はいわば記念誌の“顔”です。会頭をはじめ委員の皆さんの思い入れも強く、会議では様々な意見が飛び交いました。完成まで二転三転しましたが、結果ひとりひとりの意見を尊重した素晴らしい仕上がりになったと思います。
事務局 私は協賛ページが印象的でした。今回、事務局から会員の皆さまにご協賛のお願いをすることになったのですが、コロナ禍でこのようなお願いはご負担になるのでないかと心配で。ですが実際は、「こういう時期だからこそ」と、快く協力してくださる会員さまが多く、本当にうれしい気持ちになりました。
――完成した記念誌に対して、どのような反響がありましたか？
委員長 とにかく周りからの評判が良いと、稲垣会頭からお褒めの言葉をいただきました。私自身もとても気に入っています。
事務局 記念誌とセットで作成いただいた会報の特別号も評判が良いんですよ。文伸さんが撮ってくれた記念式典・パーティーの写真も好評です。
――最後に、創立70周年記念誌の制作に対する思いを改めてお聞かせください。
委員長 記念誌づくりは私にとって初めての経験で、とても勉強になりました。私の本職は建設業ですが、“提案しながら作り上げる”という部分では、記念誌に通じるところがあります。今回、文伸さんの仕事ぶりを通して、相手に「安心感」を与えることの大切さを改めて実感しました。また、私たち委員の思いをカタチにしてくれた事務局にもとても感謝しています。
事務局 このような素晴らしい記念誌が完成したのは、文伸さんのおかげです。奥付に、記念事業に携わった委員全員のお名前を掲載できたことも良かったですね。
