アートマーケッツとヘブンアーティストな人々|その8「sorahugさん(サンキャッチャー作家)」

2018.10.12

『いのきちさん』過去記事紹介(『いのきちさん』8号 2013年11日発行 掲載)
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞『いのきちさん』。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事をご紹介していきます―

sorahugさん(サンキャッチャー作家)

日光が当たるとキラキラとした虹色の光を拡散する、多面カットが施されたクリスタルガラスを使って、sorahugさんはインテリア雑貨の「サンキャッチャー」を作っています。落葉後の井の頭公園の木の下では、サンキャッチャーが受ける光が増し、より遠くまでその輝きが届きます。

一説には、サンキャッチャーは北欧が起源で、短い日照時間に光を楽しむためのもの。日本では風水グッズとして定着しているために、デザインが二の次になっていることも少なくありません。アクセサリーのデザイナーだったsorahugさんは、ガラスや木、天然石と組み合わせて、窓辺にしっくりくるデザインに仕上げています。

「私、空と虹が好きなんです。サンキャッチャーで虹と、窓の向こうの空を眺めてもらいたい」。父子、老夫婦など、虹に見とれる人は老若男女を問いません。「30分ぐらい悩んで選ぶ人もいるんですよ」とsorahugさんは言います。

 

取材:小田原 澪(おだわら みお) 編集者・ライター。フィールドは多摩。三鷹市在住

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(『いのきちさん』8号 2013年1月1日発行 掲載)

「雨の日のサンキャッチャーもすてきですよ」と言うsorahugさん

七色の光が広がるサンキャッチャー


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