アートマーケッツとヘブンアーティストな人々|その12「徳山きみあきさん(イラストレーター)」

2018.10.26

『いのきちさん』過去記事紹介(『いのきちさん』12号 2013年91日発行 掲載)
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞『いのきちさん』。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事をご紹介していきます―

徳山きみあきさん(イラストレーター)

小さな子どもが描いたような、利き手と反対の手で描いたような、ぎこちなさとあどけなさが同居する「ゆる絵」を描く徳山きみあきさん。とぼけた表情の鳥や、たばこをくゆらせてやさぐれるパンダなどを軽いタッチで描きます。「こんなおじさんが描いてるなんてと驚かれます」と笑う徳山さんも、どこかゆるキャラを思わせる雰囲気です。

デザイナーや似顔絵師などの仕事を経験した徳山さんは、絵本の出版を目標に、6月にフリーランスに転身したばかり。ゆる絵イラストをメインに、店舗やパッケージのデザインを手がけています。

作品はメモ帳やノート、レシートの裏などにペンで描き、パソコンに取り込んで彩色。ノートの罫や紙のざらついた表面まで転写されるので落書き風です。井の頭公園では、得意な似顔絵と組み合わせた「ゆる似顔絵」をオーダーでき、かわいく描いてもらえると評判です。

 

取材:小田原 澪(おだわら みお) 編集者・ライター。フィールドは多摩。三鷹市在住

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(『いのきちさん』12号 2013年9月1日発行 掲載)

特徴をつかみながらかわいく
「ゆる似顔絵」を描く徳山きみあきさん

ポストカードのゆる絵は表情さまざま。


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