今月のはな子|第26回「69歳になったはな子」

2018.08.14

『いのきちさん』過去記事紹介(『いのきちさん』26号 2016年1月1日発行 掲載)
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞『いのきちさん』。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事をご紹介していきます―

69歳になったはな子

はな子がタイから日本にやってきたのは1949年(昭和24年)、今から67年も前のことでした。当時2歳と推定されたはな子は、誕生日が不明なため、1月1日を誕生日としており、今年で69歳になります。

アジアゾウの日本長寿記録を更新し続けて4年目、当時から現在に至るまではな子は職員による徹底された温度管理(25号掲載)と特別メニューの食事によって、老齢ながら健康な暮らしを保っています。

アジアゾウの歯は本来4本ですが、はな子には歯が1本しか残っていません。噛むことが難しいため消化の良い食べ物が必要となります。バナナは全て皮をむき、ニンジンはふかして柔らかくします。食事の時間ははな子の体調に合わせて1日数回、時に10種類以上にもなるメニューをはな子の前に並べ、選んで食べてもらっています。

はな子の69歳のお祝い会は、冬の寒さが和らぐ3月の予定です。毎年工夫を凝らした食べ物のプレゼントが用意されますが、今年ははたして何が贈られるのでしょうか。楽しみにしていて下さい。

 

阿部万純 井の頭自然文化園 教育普及係

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(『いのきちさん』26号 2016年1月1日発行 掲載)


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