アートマーケッツとヘブンアーティストな人々|その19「Happy Elephantさん(イラストレーター/アクセサリー作家)」

2018.11.20

『いのきちさん』過去記事紹介(『いのきちさん』19号 2014年111日発行 掲載)
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞『いのきちさん』。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事をご紹介していきます―

Happy Elephantさん(イラストレーター/アクセサリー作家)

「幸せぞうさんお描きします」の看板につられてオーダーしたら、吉田玄さんの握る布ペンがトートバッグの上を滑り出しました。待つこと10分。下描きもせずに、リクエスト通りの「おしゃべりをする親子ぞう」の完成です。

玄さんは小学5年の遠足で行った多摩動物公園で「ぞうがどうやって寝るのか」に興味を持ち、以来、無類のぞう好き。全国各地の動物園に通い、ぞうをじいっと見て、その姿勢、体型、しわの様子などを記憶しています。イラストは1点1点、どこの動物園のどのぞうなのか、描き分けているというから驚きです。

今年の春、高校卒業を機に母親でジュエリーアーティストの純子さんとユニットを結成。純子さんは、玄さんのぞうイラストをモチーフにしたペンダントやストラップなどをつくっています。

玄さんは出店中も午後2〜3時には、はな子に会いに井の頭自然文化園に行きます。その間ライブペインティングはお休みですが、玄さんのポストカードや純子さんのアクセサリーとともに、純子さんが出迎えてくれます。

 

取材:小田原 澪(おだわら みお) 編集者・ライター。フィールドは多摩。三鷹市在住

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(『いのきちさん』19号 2014年11月1日発行 掲載)

春から出店している吉田純子さん(右)と玄さん

みるみるうちに無地の布地にぞうが描かれていきます


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